「リモートワークのパラドックス——エンゲージメントは上がるけど、幸福度は下がる?」

Gallupの記事(2025年5月8日)で紹介されていた、リモートワークに関するちょっと気になるデータをご紹介します。
簡単にまとめると、こんな感じです👇
完全リモートで働いている人は、なんと31%が「仕事へのエンゲージメントを感じている」とのこと。これは働き方別で最も高い数字です。
でも一方で、「生活全体に満足している(=幸福度が高い)」と答えた人の割合は36%。これは、ハイブリッド勤務(42%)よりも低く、出社が必須な職場(30%)よりはやや高めという結果でした。
完全リモートの人たちは、ストレス・孤独感・ネガティブな感情を感じやすい傾向もあるそうです。特に、前日に「強いストレスを感じた」と答えた人は45%に上ります。
リモートの自由さは、自主性や集中力を高める一方で、「時間の使い方」や「他人とのやりとり」に悩む人も多く、これがストレスのもとに…。
企業側には、柔軟な働き方を支えつつ、人とのつながりや心理的な安心感をつくる工夫が求められています。たとえば、気軽なおしゃべりやランチ会のような、ちょっとした交流の場を増やすことも大切です。
この記事を読んで感じたポイントを、5つにまとめてみました📝
① エンゲージメントと幸福度はイコールじゃない
「やりがいがある=幸せ」とは限らないのが興味深いところ。仕事に夢中でも、孤独やストレスが強ければ、心は疲れてしまいます。
② 自由すぎると心の負担も増える
リモートワークは自由ですが、その分「自分で決めること」が増えます。タスク管理や人との調整がストレスの原因になることも。
③ 幸福度が高いと辞めにくくなる
エンゲージメントと幸福度の両方が高い人は、転職したいと感じる割合がぐっと下がります。満足度を上げることは、定着率にもつながるんですね。
④ “ちょっとしたつながり”が大きなカギ
雑談やランチなどのゆるいつながりが、実は幸福度の支えになっています。意識的にそうした場をつくることが、リモート時代にはますます大切。
⑤ ハイブリッド勤務がちょうどいい?
柔軟性と交流のバランスが取れたハイブリッド勤務は、エンゲージメントと幸福度の両立が期待できる働き方かもしれません。
皆さんは、どんな働き方が自分に合っていると感じますか?
コメントでぜひ、教えてください😊