第10回|幸せ経営の未来 ― Z世代と共につくる持続可能な組織
対話と線引 ─ Z世代と現場リーダーに必要なバランス感覚

10回にわたり重ねてきた本シリーズも、今回が最終回となります。
第1回では、「対話」と「線引き」という一見相反する二つの視点を出発点に、
Z世代と現場リーダーの間に生まれやすいすれ違いを整理してきました。
・対話は、合意をつくることではなく、理解を深めること
・寄り添いすぎず、突き放しすぎない線引き
・幸福度診断を、評価ではなく対話の材料として扱うこと
回を重ねるごとに、
これらの視点は「個別の工夫」から「組織の在り方」へと広がっていきました。
第9回では、診断結果を面談・チーム・経営判断の場面でどう活かすかを整理しました。
では、その先にあるものは何でしょうか。
最終回となる今回は、
これまでの9回を振り返りながら、あらためて問い直します。
「幸せ経営」とは、何を目指しているのか。
幸福度診断は、誰かを評価するための道具ではありません。
優劣を決めるものでも、管理を強めるものでもありません。
今どこに安心感があり、力が出やすく、
どこに少し無理がかかっているのか。
その“状態”を言葉にし、
安心して語り合うためのきっかけです。
経営者には、持続可能性という責任があります。
現場リーダーには、日々の判断と支援があります。
働く一人ひとりには、自分らしく力を発揮したいという願いがあります。
それぞれの立場から見える景色は違います。
だからこそ、対話が必要であり、線引きもまた必要になります。
本コラムでは、
「管理する」から「共に考え、共に進む」へと視点を移すための整理を行います。
シリーズの締めくくりでありながら、
同時に、次の問いへとつながる回です。
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※これまでのコラムを読み返したい方へ
本シリーズの過去回は、noteにまとめています。
改めて全体の流れを確認したい方は、こちらからご覧ください。
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🔜 【次シリーズのご案内】
次回からは新シリーズ
「Z世代が示す働き方の新潮流」をお届けします。
「Quiet Quitting(静かな退職)」や
「Conscious Unbossing(意識的アンボッシング)」といった動きを手がかりに、
これからの働き方とリーダーの在り方を、引き続き考えていく予定です。
対立を強めるためではなく、
背景にある感覚を丁寧に理解するために。
本シリーズで育ててきた「対話」と「線引き」の視点を土台に、
次のテーマへと歩みを進めます。