Past Cases [ 事例紹介 ]

第7回コラム:「1on1の誤解と工夫 ― 制度がなくてもできる日常対話」

 「対話と線引 ─ Z世代と現場リーダーに必要なバランス感覚」

現場で「1on1」という言葉を聞くと、
「制度が整っていないとできないのではないか」
「評価面談の延長になってしまうのではないか」
「そもそも時間が取れない」
そんな戸惑いを感じる方も多いのではないでしょうか。

特に中小企業の現場では、
1on1は“余裕のある組織がやるもの”という印象から、
「自分たちには難しい」「形だけになりそう」と、
距離を置かれてしまうことも少なくありません。

一方で、Z世代の方々は、
安心して話を聞いてもらえる関係性を大切にしており、
日常の中での小さな対話の積み重ねが、
信頼や安心感につながっていきます。

第7回では、
1on1を「特別な制度」や「形式的な面談」としてではなく、
日常の中で続けられる対話の習慣として捉え直します。

・朝の挨拶や短い声かけを、関係づくりの入口にする
・15秒ほどのフィードバックで、承認と信頼を積み重ねる
・決まった小さな問いを繰り返し、会話の負担を減らす
・やり取りを一言だけ記録し、「続いている感覚」を共有する

こうした工夫は、
時間や制度に余裕がなくても取り入れやすく、
現場リーダーの負担を増やさずに関係性を育てるヒントになります。

さらに、筆者自身が教育現場で経験したエピソードを通じて、
「ちゃんと見ているよ」という小さなサインの積み重ねが、
どのように心理的安全性と信頼関係を育てていったのかも紹介しています。

1on1は、一度で結論を出す場ではありません。
受け止め、理解し、違いを認める――
その積み重ねこそが、
Z世代と現場リーダー双方にとって、
無理のない対話を支えていきます。

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🔜 【次回予告(第8回)】
「幸福度診断の活用 ― 自己理解と相互理解の入り口」 
を取り上げます。

この診断は、働く中での成長感や安心感、 
組織との方向性の重なりを、やさしく可視化するものです。

・診断結果を「見るだけ」で終わらせないための視点 
・自分の強みや傾向を、どう言葉にすればよいのか 
・面談や日常対話で、相互理解につなげる使い方  

幸福度診断を、評価や管理の道具ではなく、 
仕事について話しやすくなる  

**対話を深めるための共通言語**として、どう活かすのか。

現場での会話や1on1に結びつく形で、 
わかりやすく整理します。