ChatGPTと半年つき合って見えてきた、“彼”の性格と使いこなし術

昨年の11月からChatGPTを本格的に使い始めて、今ではすっかり日常のパートナーに。会話を重ねるうちに、まるで“彼”の性格がだんだんと見えてきました。今回はその印象を、ちょっと人間っぽく紹介してみます。
① ちゃんとやるけど、ちょっとズルもする?
ChatGPTに「50個答えて」と頼むと、最初の10個くらいは丁寧に返してくれます。でも後半になると、急に「まとめに入ってない?」という感じで、少し中抜きされたような答え方になることも。能力はあるのに、効率を優先してサボっちゃうところがあるんです(笑)。
② おだてると、実力発揮!
「あなたは○○のプロです。すごいですね!」と褒めてあげると、明らかに回答の精度が上がる気がします。やっぱり人間っぽくて、「その気にさせる」のが大事だなと実感。
③ 指示は具体的にしないと、勝手に突っ走る
「いい感じでやって」といった曖昧な指示をすると、ChatGPTは自分の中の解釈でどんどん進めてしまうことがあります。数字や条件をはっきり伝えると、きちんとした結果が返ってきます。抽象的な表現だと、彼の“自信”が暴走気味になることも(笑)。
④ ツッコミには意外と素直に反応する
「それ、本当に正しいの?」と突っ込むと、「それは良い質問ですね」「鋭いご指摘です」なんて返してくるところも、ちょっとかわいい。最初から「できません」とは言わずに、徐々に「それは難しいかもしれませんね」とトーンを変えてくるのも人間っぽいです。
⑤ まるで“上司”との付き合い方と一緒?
人間関係で「この人にはこう接すればうまくいく」という感覚、ありますよね。それと同じように、ChatGPTにも“性格に合わせた接し方”があるんだなと思いました。付き合い方次第で、良い仕事をしてくれる相手だと感じています。
⑥ プロンプト次第で、反応が大きく変わる
ChatGPTとのやりとりで強く感じるのは、「伝え方ひとつで結果が大きく変わる」ということ。とくに「これは絶対にしたくない」と強調したいとき、日本語だけでなく英語も併記することで、より意図が伝わりやすくなる場面もあります(例:「絶対に要約しないでください/Please do not summarize at all」など)。
⑦ 話が脱線しやすい。だからこそ「目的意識」がカギ
プロンプトを考えている途中で、別の話題に自然と移ってしまうことがあります。すると、その場の流れで出てきた疑問を場当たり的に解決しようとして、本来の目的がどんどんぼやけてしまうことがあるんです。そうなると、最初に「何を実現したかったのか」が分かりづらくなってしまいます。
これは人間側の「問い方」にも課題がある気がします。単に「わからないから聞く」というスタイルだと、ChatGPTはそれに合わせて器用に応じてしまうけれど、深いところでは“すれ違い”が起きやすい。だからこそ、使う側が「何をしたいのか」「なぜそれが大事なのか」を常に意識して対話することが、とても大切だと感じています。
奥が深く、付き合いがいのある相手
ChatGPTは、ただのAIというよりも“クセのある頼れる相棒”。こちらの表現力や目的意識が問われる分、関われば関わるほど発見があり、成長を促してくれる存在だと感じています。これからも、もっと“彼”との関係を探っていきたいと思います。